2019年7月19日に公開された新海誠監督の新作映画『天気の子』
早速私も見にいってきたわけですが、須賀圭介(けいちゃん)のことを好きになった方は多いのではないでしょうか?
『天気の子』で須賀圭介はオカルト系雑誌のライター業として出演。
声優を務めるのはあの人気俳優小栗旬さんです。
#小栗旬 さんが声を務める須賀圭介の新カット✨
小さな編集プロダクションを営むライター💻
手に抱えているのは猫の「アメ」☂️#天気の子 pic.twitter.com/FJUz3CKGe4
— 映画『天気の子』 (@tenkinoko_movie) 2019年7月2日
そんな『天気の子』でも存在感を発揮している須賀圭介ですが、
彼は既婚者でありながら、妻を亡くし子供とは離れて暮らすというちょっと悲しい境遇。
作中でも、世の中を悟ったようなセリフを発するシーンが度々見受けられます。
そして重要なシーンでは左手の薬指にはめている指輪がキラリと光ったりと、なにやら意味深な雰囲気が。
私は須賀圭介の妻が「晴れ女で人柱になった。」ことで亡くしたと考察します。
それでは早速見ていきましょう。
天気の子【考察・感想】須賀圭介の妻の正体は?
天気の子の作中で、須賀圭介の妻についてわかっていることはあまりありません。
- 喘息持ちの娘を生み若くして他界してしまっている。
- 他界してしまった詳細の理由は不明。(事故で他界と語られている)
が、帆高が「晴れ女」である陽奈のことを想う描写で自分と妻を重ね合わせて涙を流したりと、かなり深く共感をしている描写が見られます。
このことから、須賀圭介の妻の正体は「晴れ女」もしくは「雨女」の「天気の子」で、天気を鎮めるために人柱になりなくなったのではないか?と考察することができます。
天気の子【考察・感想】なぜ指輪なのか?
また天気の子では、帆高が「天気の子」であった陽奈に指輪を渡すシーンがあります。
そもそも指輪を選んだ理由としては、帆高が陽奈の誕生日プレゼントに悩んでいる最中に、陽奈の弟・凪に助言をもらったから。とありますが、
まだ16歳の高校生が15歳(18歳だと思っていた)の少女に指輪を渡すというのはちょっと無理があり、これは意図的に作られたシーンなのではないかと推測することができます。
一方須賀圭介の薬指にも指輪がはめられており、大事なシーンではその指輪がキラリと存在感を醸し出しています。
この指輪というものは、
帆高と陽奈の関係性
須賀圭介とその妻の関係性
を表していますが、その指輪を通して新海誠監督は二人の境遇を重ねたかったのではないでしょうか。
特に印象に残ったシーンは、帆高が警察に追われている時に
須賀圭介の事務所に老刑事・安井が訪ねてきて、帆高と陽奈の話をしている最中に須賀が涙を流すシーン。
そのシーンでも指輪が強調されていたような気がします。
天気の子【考察・感想】須賀と帆高の最終シーン
須賀と帆高は最終シーンで、「天気の子」になったきっかけのビル内で争います。
陽奈を助けたい帆高、罪の軽い状態で警察に帆高を渡したい須賀。
という状態での争いですが、私は須賀には
「陽奈は『天気の子』になってしまったのだから諦めろ」という思いと「世界を変えても大切な人を助けろ」という思いが自分自身の中で対立していたのではないかと考えます。
最初は「陽奈は『天気の子』になってしまったのだから諦めろ」という思いが強かった須賀が、帆高のことを見ているうちに「世界を変えても大切な人を助けろ」という気持ちに移り変わり、帆高を屋上へと行かせたのではないでしょうか。
天気の子【考察・感想】須賀圭介(CV小栗旬)の妻は晴れ女だった?指輪の意味も:まとめ
これはあくまで、私個人の考察・感想なので
「こうじゃないか?」という意見などありましたら、コメントいただけると嬉しいです。
結論として私は、須賀圭介は妻が「天気の子」の人柱としていなくなり、そこから須賀がオカルト系のライター業へとのめり込んでいった。と考察いたします。
また『天気の子』では前作『君の名は。』に登場した滝や三葉といったキャラクターも登場しています。
こういった小ネタ要素がたくさんある映画なので、上の予想もあると思いませんか?
須賀の奥さんは、交通事故で他界したという
話が出たかと思います。
映画.comのレビューで♡、コメント共に1番反響のあるものに同様の事が書かれていましたね。
そこのコメント欄でも、須賀の設定に気付くことでより作品の深みを感じた人が多いようです!
> 須賀の奥さんは、交通事故で他界したという
話が出たかと思います
Masaさんのコメントに対してですが、
表の理由としてそう語られてるだけなのかな。
と私は思いました。
また、須賀圭介があの場所にいたのも違和感を感じました…。
どこかであの場所を話していたのかなー。見逃してしまったかも…
私もまったく同意見です!
終盤で須賀があのビルで待ち構えていたのは決定的だと思いました。
お社のところに置いてあったお盆の精霊馬(なすときゅうり)も須賀が奥さんのために毎年置いているものだと思います。
忘れ去られたような場所に、明らかに新鮮なものが祀られているカットが序盤からとても印象的でした。
初めて知りました〜!!
確かに、指輪には無理があるのでは…と思っていたので納得です!!