2019春ドラマ

『わたし定時で帰ります』第10話(最終話)のあらすじ・感想|結衣の直談判・なんのために働くのか

わたし、定時で帰ります。
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TBSの火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』の第10話(最終話)が、6月25日に放送されました。

※6月18日に発生した新潟地震の影響により、延期となっておりました。

第10話で最終話となります。

前回、巧(中丸雄一)は結衣(吉高由里子)に、結婚出来なくなったと告げます。

その理由とは?

星印案件で新しく担当になった武田(小泉和重)と福永(ユースケ・サンタマリア)の過去には何が?

結衣たちは星印案件を無事に納品出来るのでしょうか。

そして結衣はどんな仕事、結婚、幸せを望むのでしょうか。

この記事は、『わたし、定時で帰ります。』最終話のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意下さい。

『わたし、定時で帰ります』最終話 あらすじ

結衣の婚約破棄と八重の復帰

結衣に向かって「やっぱりもう結婚出来ない」「会社の先輩と浮気した」と衝撃の告白をする巧。

「そんなこと、急に言われても」と涙目になり、動揺する結衣。

それでも巧は「ごめん」と立ち去ってしまうのだった。

それから6日が経過。

巧は実家に帰ったままで、「しばらく時間をおきたい」とのこと。

そのため、2人で話し合いは出来てない

そんな矢先吾妻(柄本時生)から、外注先が倒産したという連絡が入る。

この外注先は福永が紹介したところで、激安だが仕事内容もポンコツだったのだ。

しかし、納期まであと3週間と時間がない。

三谷(シシド・カフカ)はなぜこうなる前に相談しなかったと、吾妻を責める。

結衣は吾妻に「これからは遠慮なく何でも相談して。結婚のことは気を使わなくていいから」と声を掛ける。

みんなで何とかフリーのエンジニアを探し出し、少しずつ打開策が見え始める。

そんな中、熊本に帰っていた八重(内田有紀)が、来週から職場に復帰するとのこと。

現場はホッとしたムードに包まれる。

気が緩んだのか、八重と三谷の前で泣き崩れる結衣

上海飯店で八重と三谷、王丹(江口のりこ)に巧との事情を話す結衣。

結衣は、種田(向井理)のことを気にしていた巧を不安にさせたことを後悔しているとのこと。

八重、三谷、王丹に励まされ、巧を呼び出すことにした結衣。

翌日結衣は、待ち合わせ場所に現れた巧に「このまま結婚やめるなんてできない」と話を切り出す。

そして、「匠の浮気は自分のせいで、今の仕事が終われば元の生活に戻す、だからやり直せないかな?」と。

巧と結衣が知り合ったのは、結衣が種田と別れたばかりの頃だった。

結衣は仕事を優先する種田に不満があった。

それを知った巧は、仕事より結衣との時間を大切にしていたのだった。

自分で望んでそうしていたつもりだったが、そう思おうとしていただけだったのかもしれないと思い始めたという巧。

この先2人で一緒にいない方がいいと思った。ごめん」と巧。

結衣は、匠の決意を覆すことが出来なかった。

その後、結衣は種田にも婚約破棄について改めて報告する。

好きになるとその人の都合のいい部分しか見えなくなって、その人が何を考えてるのか知ろうとしなくなる。そこが私のダメなところです

これまでの自分を振り返るような結衣だった。

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星印案件から外れる福田

新しい星印の担当である武田から個別に呼び出される福田(ユースケ・サンタマリア)。

実は武田は、福田が社長をしていた会社について知っており、よく思っていなかった。

そして福田に「慈善事業のような金額で仕事を引き受け、社員や外注に無理を強いる、そういう会社でしたね?」と釘を刺すのだった。

納期まで残り11日となり、武田に言われたことを気にしてか、ようやくやる気を出してくる福永。

しかしここで問題が発生する。

星印は案件終了後、運用を結衣たちの会社に任せると言っていた。

しかし武田から、運用を任せるには、福永を信用できないので外してほしいという要望を出される。

種田を外そうとする結衣に、決心がつかない種田。

「あの人、人のこと、人とも思ってませんよ」と返す結衣。

種田は福永の過去を話し始める。

以前福永は、会社を守るために家を売り「自分は身一つになっても社員を守る」と言っていたと。

しかし、運用を受注するためには案件から外れてもらうしかないと決めた2人。

結衣は気遣って、その話は種田ではなく、自分が福永に話すと提案する。

結衣から星印の件を聞いた福永は、「みんなそうだよ!最後には手の平を返すんだ」と怒りを散々ぶちまける。

けれど最終的に「疲れたな…仕事があれば、僕もみんなも幸せになれると思ってたのにな…」とつぶやく。

そんな福永に結衣は「もう頑張るのをやめちゃったらどうですか。」と言う。

案件から抜けることをしぶる福永だったか、そこに種田が突如現われる

そして「星印案件から降りて下さい」を頭を下げるのだった。

それでもなお「僕の言うことはもう聞けないんだよね?」と確認する福田に「すみません」と涙目で謝る種田。

それを見た福永はやっと観念し、「わかった」と了承する。

立ち去る前に福田は「種田くんは、自分から仕事を取ったら何も残らないと思っている。それってそんなに悪いことなのかな?」と結衣に向かって疑問を投げかけるのだった。

結衣の直談判

愁(桜田通)は来栖(泉澤祐希)から、種田がろくに寝る間もなく働いているということを聞く。

愁曰く、誰のことも失望させたくないと思っている種田。

愁から兄を助けてほしいと頼まれる結衣は、わかったとうなづくのだった。

翌日、石黒(木下隆行)に人員のヘルプを依頼するものの、断られてしまう結衣。

そんな矢先、結衣は、父の宗典(小林隆)がかわいがっていた部下が仕事中に急死したということを聞く。

そこで結衣は宗典と話をする。

自分は環境に恵まれているが、仕事で苦しんでいてもそれが口に出せない人が大勢いることに気づいたという結衣。

そして、宗典の気持ちも少しわかるようになったという。

帰りたくても帰れない訳があったんだよね、家族や部下を守るために」と。

そんな結衣に、宗典は「一番偉い人に直訴して、お前が10年働いて学んだことを、一つ残らずぶつけてみろ」とアドバイスをする。

翌日社長である灰原(佐伯新)のウォーキング時間を狙って待ち伏せし、そのまま一緒につき合う結衣。

灰原は、10年かけて環境や整備を整えたのに、なぜ社員が定時で帰らず、有給も取らないのか不思議に思っているとのこと。

それに対し、結衣も想いをぶつける。

「現場の人達はみんな、不安なんです。」

  • 居場所がなくなるんじゃないかとおびえたり
  • 認められたくて無理をしたり
  • 孤独な時間を仕事で埋めようとしたり
  • 変わっていく世の中についていけなかったり
  • だから仕事に命をかけてしまう人もいるんじゃないでしょうか

「でも それは間違ってます。休みは絶対とらなきゃいけないと思うんです
自分さえ良ければいいと思っていたけど、そうも言っていられなくなりました

そんな結衣は、灰原に「君は何が言いたいの?」と言われ、ある頼み事をする。

結衣の過重労働

納期まであと2日。

家に帰らず、全然寝ていない種田は、疲れどころか仕事のスピードが上がっている様子

結衣は種田に、人員は借りてきたから休んで下さいと告げる。

そこの現れたのは石黒

結衣がウォーキング中の灰原に頼んだのは人員のヘルプだったのだ。

石黒は元制作部で敏腕をふるっていたが、仕事のし過ぎで過労で入院した過去を持っていた。

その入院がきっかけで灰原がこの会社をホワイトにすることを決めたという。

結衣は、仕事を始める前にみんなの胸に留めてほしい言葉があると声を掛ける。

会社のために自分があるんじゃない。自分のために会社があるんです
間違っても自分を犠牲にするなということです

しかしヘルプの人員が来たにも関わらず、それでも納品が終わるまで休まないという種田

結衣が「なぜそんなに働くのか?」と聞いても、種田は「わからない」と答えるのだった。

何を思ったのか、結衣も頭痛薬を飲みつつ、休憩時間も仕事の手を休めない

仕事はそのまま夜中まで続き、休憩からなかなか戻らない結衣。

探しに出る種田。

そこには血を流して倒れている結衣の姿があった。

結衣が1日半の睡眠から目を覚ます。

納品は無事に終わっていた

結衣が倒れたということで灰原が納品に同行。

灰原は正式に運用を受注し、追加用件の費用請求もしてきたとのこと。

結衣が「みんなが安心して働ける会社を作りたい」と言ったことがなにか影響しているようだ。

結衣が休まずに仕事をしていたことを「なんでそんなことするんだよ?」と叱責する種田。

すると結衣は、休まない種田の気持ちや、仕事に全てを捧げるということがどういう気持ちなのか、知りたかったと言う。

けれど結局私にはわからなかったよと言う結衣。

結衣が寝ている間、仕事を休んでずっと付き添っていた種田

「似合わない」と笑う結衣に、種田は「仕事どころじゃないだろ」と返す。

そして結衣が目を覚まさずに心配で怖かったこと、今回の件で結衣の気持ちが分かり、自分が間違っていたと言う種田。

それを聞いた結衣も、自分も間違っていたと告げる。

大事な人を目の前で失うよりも、会えない方がマシだと思って晃太郎から逃げた

そんな結衣の話を聞きながら、泣き顔になる種田だった。

半年後、楽し気に話す結衣と種田。

種田の「俺んちくれば」「マンションでも買うか」「一緒に住もうって言ってんの」という発言に対し、
結衣は嬉しそうに「前向きに検討させて頂きます」と答えるのだった。

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『わたし、定時で帰ります』最終話 感想

とうとう最終話を迎えましたね。

いろいろ思うところはありますが、グロさんこと、石黒の仕事の有能っぷりに参りました!

そして社長の灰原がホワイトな会社作りをしたいと思っていたのは本当だったんですね。

筆者はちょっとだけ社長も疑っていたのですが、「今後一切仕事を請けるつもりはありません」で払拭されました。

福永に関しては、世代間ギャップということ?

それにしてはかなりの人物像でしたが、彼も苦しんでいたということでしょうか。

そして今回の案件で、倒れるまで仕事をしたのは結衣でしたね。

血を流して倒れていたことにかなりびっくりしたのですが、ただの怪我で済んで本当に良かったです。

ただ結衣は、過重労働で怪我をするのは2回目です。

本当にこれで最後にしてほしいですね。

最後に、巧について。

本当に浮気をしたのでしょうか。

それとも、そう言わないと結衣と終わらせることが出来ないと思ったのでしょうか。

でもお互いが無理をして結婚してもきっと長続きしなかったでしょうし、これで良かったということでしょうか。

『わたし、定時で帰ります』最終話 まとめ

とうとう社長に直談判してまで、メンバーや種田を守ろうと思った結衣。

結衣は当初、自分さえ良ければいいと思っていたのに、みんなと深く関わる中でどんどん変わっていったのですね。

特に来栖を心配する気持ちは、最終回まで引き続き描かれているように感じました。

そしてそんな結衣が、周りを変えていくようなドラマでしたね。

ただ種田や仕事に尽くす人の気持ちわかろうとする余りに、結衣が倒れるほど仕事してしまったのには驚きでしたが。

種田も結衣を心配することで、やっと自分の行いに気づけたようで良かったです。

仕事をする姿勢について、社会に疑問を投げかけるきっかけを作るドラマとなりました。

そして、結衣は種田とやり直すのでしょうか。

巧との別れから半年が経ち、2人は少しずつという感じでしたね。

そして巧はまさかの、「一人の方がいいみたい」発言でした。

結衣と種田に関しては、最後は少し物足りない感じもしたので、2人が結婚するまでのスペシャルドラマを見たいな~と思う筆者でした。

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