2019春ドラマ

『わたし定時で帰ります』第9話のあらすじ・感想|結衣の残業と愁の想い

わたし、定時で帰ります。
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TBSの火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』の第9話が、6月11日に放送されました。

最終回直前の第9話。

福永(ユースケ・サンタマリア)は、種田(向井理)が会社を辞めた理由を、結衣(吉高由里子)に話します。

その切ない理由とは…?

八重(内田有紀)が抜けて、結衣がチーフとなった予算ギリギリの星印案件、その行方は?

さらに予想外の仕事が加わり、結衣はついに残業を決意します。

そして、結衣と巧(中丸雄一)の結婚に陰りが見え始めます。

この記事は、『わたし、定時で帰ります。』第9話のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意下さい。

『わたし、定時で帰ります』第9話 あらすじ

種田が福永の会社を辞めた理由

福永が結衣に告げた衝撃の言葉。

「(種田が会社を辞めたのは)全部東山さんのためだよ

当時の種田こう言っていたという。

  • 付き合ってる彼女と結婚したい
  • 定時に帰れる会社に移りたい

種田の意思は固く、福永のどんな説得にも決して応じなかったのこと。

そんなこと言う人じゃないと信じようとしない結衣。

そんな福永が本当に結衣に伝えたかったことは、定時を1時間ずらしてほしいという要望。

そうしないと種田が体を壊すほど一人で背負うと脅す福永。

そこで結衣は、納期を元に戻すことを星印に話に行くと福永に告げる。

その後、忙しい磯貝を何とか捕まえることが出来た結衣。

早められた納期は、意外なほどあっさり元に戻すことが出来た。

もともと1週間早めたことに大した意味はなかったのだ。

打ち合わせの帰り、結衣と種田はお互いの体を気遣う

一方、福永の後ろ盾でもあった丸杉常務(岡部たかし)の退職により、星印案件の責任は福永へと向かう。

残業時間については、繁忙期の制作4部は月80時間以内

管理部の石黒(木下隆行)曰く、時間については「必須でマストで絶対」とのこと。

ひきつった顏の福永に、石黒が厳しく目を光らせる

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発注ミスの作業を追加で引き受ける福永

結衣を除いた、星印担当のメンバーがファミレスで仕事をしているのを見かけた石黒。

それを電話で結衣に知らせながら、「サービス残業じゃないよな?」と確認する。

彼らは星印の追加の作業を無償でカバーしようとしていたのだった。

これは担当牛松(金井勇太)の発注ミスであり、当初の予定にはない作業となる。

その作業も受けてしまった福永は三谷(シシド・カフカ)、来栖(泉澤祐希)・吾妻などと個別面談をして、追加の作業を頼みこんでいた

面談の際に、三谷に対しては「運用のチーフに押す」と言っていた福永。

他にも各々に対し、エサとなるものをぶら下げていたとのこと。

事情を知った結衣は怒るが、「福永は人をよく見ている」という三谷と吾妻(柄本時生)。

福永の最大の武器は、人を取り込むのがうまいことだった。

しかも、結衣の結婚が決まったこと一度婚約破棄したことがあることなども勝手に話していた福永。

結衣は結婚準備などで忙しくなるだろうし、今回こそ無事に結婚出来るようにと、彼女には内密に仕事をすることにしたということだった。

結衣の他に、種田も追加作業について知らされていなかった。

というのも、種田はメインサイトの遅れを全て一人でカバーしており、もう何日も家に帰っていない。

種田への負担がこれ以上いかないようにとの配慮だった。

結衣は福永に追加作業のことについて言及する。

都合のいいことを言って、みんなを振り回すのはやめてください
そうやって味方を得たって、ほんとの信頼は得られないんじゃないんですか?

結衣に対して福永は「信頼?それ大事?」と返すのだった。

定時後、ファミレスへ向かう準備をする制作4部。

結衣は「チームのピンチを乗り切るまでは、私も残業します。」と覚悟を決めたのだった。

そして、結衣の指示でファミレスでのサービス残業はしないことになった。

管理部ににらまれているという福永に、種田は「オーバーしてしまった分は自分が全てカバーする」と告げる。

そして「管理職には残業はつきませんし」と言い、と福永との電話を一方的に切る種田だった。

来栖の体調不良と愁の想い

初めのうちは忙しくも充実した働きを見せる制作4部だったが、徐々に疲労がたまり、メンバー間に衝突も生まれ始める。

思わず八重に電話し「自分が情けない」と弱音を吐く結衣。

まずは自分のためにちゃんと食べて寝ることを勧め、そしていつでも連絡してと言う八重だった。

星印の担当が磯貝から別の担当に変わったことで、当初の約束だった運用の受注の風向きが変わる。

他社からも見積もりを取って検討したいとのこと。

しかもその他社とは、業界最大手のベイシック・オン社、巧(中丸雄一)のいる会社だった。

そんな矢先、来栖が体調不良を訴える。

来栖は最近仕事を大量にこなし、ずっと無理をしていたのだった。

このまま退社するように勧める結衣に対し、種田頼みになってる現状を変えたい来栖。

ここで絶対結果を出さないと意気込み、仕事に戻る。

そんな中結衣は、偶然愁(桜田通)に種田のようになりたいと思っている来栖の話をする。

その話を聞いた愁が、来栖に会って話がしたいと言うので、結衣は種田家を訪れる。

愁はたどたどしくも、自分が社会人にだった頃の話をする。

  • 1年前に仕事を辞めた
  • 研修もなく飛び込み営業をさせられた
  • うまくいかずに毎日上司に怒鳴られていた

偶然家に帰って来た兄(種田)に「眠れない」「目を閉じたら会社が見える」と訴えた愁。

すると種田は「大丈夫だ。人間は寝なくても死なない」「死ぬ気でやれば必ず乗り越えらえる」と言ったのだった。

兄の言葉を聞いて、もう頑張れないと思った愁は死のうとする。

しかしその瞬間、結衣の事を思い出した愁

結衣が会社を休む様子を見て、世の中にはこんなに簡単に会社を休む人がいるんだと思って驚いた。

愁はそのズル休みに救われ、僕も少し休んでもいいのかな?と思えた。

結果、死ぬことを踏みとどまることが出来た愁。

愁は来栖に「無理をしていないか?兄には仕事しかない、それは幸せなことなのか」と問いかける。

結衣も自分の過去の話をし、来栖を大切に思っていること、守りたいと思っていることを伝える。

そして愁は「僕みたいになる前に自分らしい働き方を見つけてほしい」と言う。

2人の想いが届いたのか、「少し考えてみます。僕なんかのためにありがとうございます。」と答える来栖。

3人を会話を部屋の聞いていた種田は「やっぱ 何にも分かってなかったんだな 俺」と落ち込みつつも、結衣にお礼を言う。

そんな種田に結衣も過去のことを「ひどいこと言って ごめんなさい」と謝る。

種田は深く考え込みながら「この会社に来るべきじゃなかったのかもしれないな」とつぶやくのだった。

すれ違っていく巧と結衣

前回酔っぱらってしまった結衣を、種田はおんぶして会社に連れ行った

結衣は全く覚えていなかったが、会社に泊まったことは巧に話していた。

結衣が上海飯店に行った際に、種田におんぶまでされていたということを、常連の戸塚(梶原善)に聞かされる。

戸惑う結衣。

その後、常連の篠原(酒井敏也)が結衣をおんぶしたのは巧だと勘違いし、巧を冷やかす。

怪訝そうな顔をする巧。

一方結衣の仕事の方は、目の回る忙しさとなっていた。

チーフになった上に追加の仕事も加わり、残業はもちろん、結衣は結婚準備もままならない状態

巧に迷惑をかけていることを申し訳なく思っている結衣。

そんな結衣を気遣い、先に上がるように促す種田。

数日後、結衣が巧と住む部屋に帰ると、しばらく実家に泊まるという巧。

そして「やっぱり僕、結衣ちゃんとは結婚出来ない」と告げるのだった。

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『わたし、定時で帰ります』第9話 感想

ある程度予想はしていましたが、牛松は本当に仕事が出来なかったのですね。

社会人としてあるまじき失態なのでは?と思ってしまいました(汗)

ただでさえ厳しい案件の上、無償の仕事を引き受けるなんて、福永の無謀さに呆れかえりますね。

さらに結衣のプライベート、種田の辞めた理由をペラペラと…(怒)

しかもここぞ!という時に種田の話をした気がします。

最近福永にイライラしてばかりなので、丸杉常務が退職したことについてはちょっといい気分でした。

それから種田が、とうとう福永に見切りを付けたようにも思いました!

そんな空気の中で、グロさんこと石黒がいい味出してましたね!

ステーキを嬉しそうに食べようとする姿も(笑)

唯一、福永と真っ向から戦える感じがして頼もしいです。

それから引きこもっていた愁が、初対面の来栖に想いを一生懸命伝えるシーンも良かったです。

自分の過去と向き合った上で、こんな風に誰かを思いやれるなら、もう彼は大丈夫なのではないでしょうか。

『わたし、定時で帰ります』第9話 まとめ

八重が抜けた上に、福永のせいでさらに仕事が増やしたためにサービス残業をせざるおえなくなってしまった制作4部。

それから結衣に、結婚のことを話してもらえなかったと思っている三谷。

2人の間に溝が出来てしまったのでしょうか。

それも計算の上なら福永、相当ですね。

福永はブラックどころじゃなく、モンスター上司ですね。

結衣は、最終回でモンスターを退治出来るのでしょうか。

来栖は頑張り過ぎて体調を崩したものの、愁や結衣の助言のおかげで最悪な結果にはならずにすみそうです。

そして種田と結衣はお互いを思いやっていて、一方巧と結衣の間に少し距離が出来てしまったような感じですね。

巧の最後のセリフ。

結衣が種田の過去の想いを知り、動揺しているのは感じます。

しかし巧にとって、それほど大きな出来事はなかったように思えるのですが…

巧の急な心境の変化

その裏には何が…?

来週の最終回では、結衣はどちらの男性と幸せになるのでしょうか。

ネットでは種田派の方が多数なようですね!

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